2014/07/31

万能鑑定士 モナ・リザの贋作を見抜けるか

話題の作品だけに観られた方もいるでしょう.かくいう私も万能鑑定士Qの事件簿シリーズを読んでいるだけに,どういう仕上がりになっているか興味があり,久々に映画館に足を運び,「モナ・リザの瞳」を観てきました.

万能鑑定士シリーズは人の死なないミステリーが売りで,凶悪犯が登場しない珍しい小説といえます.ストーリーのテンポが小気味よく,随所の散りばめられたネタに感心させられ,つい引き込まれてしまいます.

内容的には原作「万能鑑定士Qの事件簿IX」をほぼ忠実に描かれており,イメージ通りで違和感はありませんでした.ただ,気になったのは導入部がかなり簡略化され,ルーヴルの臨時学芸員のテストに招待された経過が理解しにくいような感じでしたが,まあ仕方のないことかもしれません.モナ・リザの贋作を見抜けるか.その伏線は同シリーズVに書かれているので,より理解したければ読んでみてください.

主人公凛田莉子は美術大講師を父に持つ竜泉寺里桜とともに最後の特訓を受けるが,そこに待ち受けているトリックはテーブルマジックなどでも使われているものなのに,最後までそれと気づかせない流れはさすがとしかいいようがありません.

これ以上書くとネタばれになりかねないので,あとは読んでからのお楽しみ.個人的には別のシリーズが気に入っているのですが,映像化するにはIX「モナ・リザの瞳」がインパクトがあるかもしれません.「モナ・リザの瞳」以外でもいろいろなネタが散りばめられているので,好きな巻から読んでも楽しめると思います.興味があったら読んでみてはいかがでしょうか.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/07/13

告白

母親であり教師でもある被害者の女性の告発から物語が始まります。
およそ被害者の遺族らしくない淡々とした語り口に、逆に犯人への強い糾弾の表れを感じましたが、果たして人間はあそこまで冷静に犯人を追及できるものなのでしょうか。

この告白だけを読めば冷酷な犯人像が浮かび上がりますが、果たしてそうなのか。その後に続く同級生や本人の告白と続き、実は日常生活のひとコマにすぎないのではないのかとも思えます。

少年犯罪についての報道はあたかも問題児の少年が起こしたような一方的な扱いにされがちですが、もしかしてほんの些細なことがきっかけで起きることであり、誰もが当事者になり得ることなのかもしれません。


映画はR15+指定となっていますが、個人的には保護者同伴でいいから中学生も見ていいのではと思います。といっても、そういう分類がないのでしょうがないか。それはともかく、原作本は一読の価値はあります。
G:誰でも鑑賞可
PG12:小学生以下には助言が必要
R15+:15歳以上が観賞可能
R18+:18歳以上が観賞可能

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/08/27

きっと忘れない

突然の出来事から今日で三ヶ月。いまだに「永遠」に旅立ったことが信じられない坂井さん。
ヴォーカルとして常にクオリティの高い音楽を追求した裏側を,ZARDプロジェクトが語ったオフィシャルブックが発売された。

発売当日,本屋さんで探したのだが,見つからなかった。もしかして発売日を間違えたのだろうかと確かめてみたが,間違ってはいない。ならば別の店ではどうだろうと探したが,やはり見つからない。
ここはやっぱりネットだろうと探してみると,見事ヒットしたではないか。ということは,発売当日に売り切れたのだろうか。
そんなことはさておいて,即注文するしかないでしょう。


そこには,予想を超えた坂井さんの音楽へのこだわりが書き綴られていた。
別のアルバムに同じ曲があると,なんかもったいない気がしてつい買わないでしまうことが多く,ZARDのアルバムもそのひとつであった。
ところが,リリース後も修正をしているので同じ曲でもアルバムによって微妙に違うのだとか。ライブバージョンなどが存在するのは知っていたが,ここまでとは初耳だった。
そんな,妥協を許さない彼女の音楽へのこだわりがぎっしり詰まった1冊である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/15

優しいサラ金?

「小田若菜です。サラ金に勤めてま~す!」
で始まる、入社2年目のサラ金嬢が語る業界の裏話。
借りるのはサラリーマンだけじゃないってことから、最近はサラ金という呼び方をせず、消費者金融というらしい。
なるほど、語句を変えると庶民の味方のように思える。

朝のティッシュ配りから追加融資の電話作戦と、事務だけだと思われてるサラ金嬢はなかなかたいへんらしい。
どうやったら返済してもらえるか。ちまたで記事になっているような無茶な取り立てはしないのか。
さらには、なぜサラ金嬢は美人が多いのか。
そんな素朴な疑問を書き綴った、サラ金だけでなく、金融業界の裏が見えてくる1冊。
ちょっと手にとってみませんか?

サラ金嬢のないしょ話

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/05/03

子供に与えるメディアの影響

世の中便利になったものである。
欲しいものや知りたい情報は、なんでも居ながらにして得ることができる。
仕事にしても自宅からやれないこともない。
これもインターネットや携帯電話などのメディアの発達の恩恵である。
一方、こういったメディアへの依存症から友だちや会社などの人間との付き合いに変化をもたらしたことも事実である。

いまどき中学生白書


特に若者にはその傾向が強く、メールなしでは友だちとしての付き合いもできないらしい。
年々低年齢化がすすみ、そのことが青少年にどんな影響を与えているか。
実はメディア依存に満足していない彼らの実態を、元少年院の法務教官が分析する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)