10,000タッチ
社保庁の解体化のニュースが連日のように流れているが,国会を舞台にした机上の空論だけがカラ回りし,マスコミもそれに同調して世論をあおっているように思えてならないのは気のせいなのだろうか。ここまで集中砲火を浴びると同情したくなってくる。
一部の評論家やマスコミも,単純にデータ管理のミスだけをやり玉に挙げて検証できないのはおかしいと騒ぎまくっているが,それは従来の「カナ」データ世界に頼らざるを得なかった時代から「漢字」データへの切り替え作業がいかに困難な作業であるかをまったく理解していないようだ。
そんな中,ある番組で入力作業の実態が報道された。
職員の労働強化とならないよう,入力作業の条件を取り決めた。それは,約50分につき15分の入力しない時間を設けること。1日の作業は10,000タッチまでとするというようなものであるという。その作業量は,内閣の名前をカナ入力で45回入力するのに相当し,パソコン教室のインストラクターは約40分で済むというものだった。
もちろん入力のプロでない職員は,それ以外にも業務があるであろうから単純な比較はできないが,ちょっとした文書を作成しただけでも軽くオーバーしてしまう業務量である。なんとも悠長な話である。
これまでの批判を受けたためかはわからないが,国民向けのチラシ配布をやっていた。しかし,聞けば課長以上の職員だという。
それっておかしかないか?
一般職員はどうしたのだろう。またもや労働強化を盾に管理者に押し付けたのか?
今取り組んでいる内容が国民に伝わってこないことが事態を一方的に悪い方向へ向かわせていることから,反省すべきところは素直に認めて次の展開をもっと積極的に打って出るべきである。このままでは国が果たすべき国民への責任を放棄してきた責任をかぶせられ,年金制度の崩壊という最悪の結果を招きかねないと思っていた。しかし,このような実態を見せつけられると,ちょっとは応援しようという気持ちもなくなってくる。
いったい社保庁自身はどうしたいのだろうか。このままじっと時が過ぎるのを待っていたら政争の具にされてしまうだけなのだが。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント